花戦さ
紗慧です。
2017年6月3日公開。
「花戦さ」。
泣きました。
利休と専好の会話が痛いほどよくわかります。
原作とは違う要素も多く、それも感情移入しやすいようになっていました。
花がとてもきれい。
池坊講師陣が何ヶ月もかけて制作しただけあって、とても見ごたえがあります。
針金がなかった当時、どうやって立花を生けていたのか・・・想像もつきません。
利休と専好がお互いに切磋琢磨していく様子がよく、
秀吉に秀吉の美的感覚を押し付けられ、利休が窮していく経過は胸が詰まります。
利休のあだ討ちのために、自分の命を賭して専好がいける「前田邸の大砂物」。
圧巻です。
「花の力」が随所で登場人物たちを助けてくれます。
「花の中には仏さんがいらっしゃる」。
いつも生活の中に花を。
花の力で誰かを支えられる人間になりたいものです。